ぼくが初めてタバコを吸ったのは16歳の時だった。その時吸ったタバコは『朝日』。えらくきついタバコで、その日は一日中頭が痛かったのを憶えている。
 それから吸ったり吸わなかったりの生活が始まり、継続して吸い出したのが20歳の頃からで、49歳までずっと吸っていた。

 やめたのは2007年の4月で、そのことはブログにも書いている。
 やめた理由は喉が痛くなったからなのだが、実はそれ以前からタバコをおいしいと思わなくなっていたのだ。つまり、タバコと縁が切れる時期が来ていたということだ。そのため、禁煙の苦労はまったくなかった。
 あれから十数年経つが、もうタバコの味は忘れてしまっている。

 さて、その頃吸っていたタバコは、マイルドセブンだった。
 では、『ショートホープ・ブルース』を作った20歳の頃は何を吸っていたのかというと、残念ながらショートホープではなかった。やはりこの頃もマイルドセブンだった。
 それなのになぜ『マイルドセブン・ブルース』ではなく、『ショートホープ・ブルース』にしたのかというと、もちろん彼女に淡い望みを持っていたという意味もあるのだが、実際はショートホープという音の響きがよかったからだ。